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2025/04/08 (Tue)
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2004/02/18 (Wed)
朝9:30に出発。荷物を片付けるのに相当手間取ったけど、何とか出発することができた。それに、今日は昨日と打って変わって、晴天。風は強いけど。まずは、灯台に行くことにした。本州最南端。この潮の岬の象徴とも言えるこの場所に来て、ようやくその実感が持てるようになった。でもそこは、パッと見てパッと出発する。なるべく早く北上したかったから。途中、橋杭岩というものを見た。かなり圧巻。自然はこうもすばらしいものを創りだせるのかと。そうして、道はうねうねとくねりながら進んでいった。新宮市を過ぎると、もうそこは、三重県。ついに和歌山を抜け、三重県に突入。まもなくして、道は急に平坦になる。七里御浜だ。いままで、走ってきたところが嘘の様に、ずっとまっすぐでかなり走り易かった。そのとき九州の宮崎県を走っているときのことを思い出した。そこも、ここと同じようにずっと平坦な道が続いていた。すぐ横は山々が連なっているのに。まぁ、あの時は、今と比べものにならないくらい非常に暑かったが。そうこう思っているうちに、獅子岩と呼ばれているものの所まで来た。それは、まさしくライオンの形をした岩であった。でも見ようによっては、鷲のようにも見えなくも無いが・・・特に口とか。そして、長かった七里御浜もここで終わり。ここからまた、山道になっていった。

今日は、尾鷲まで行きたかったが、太陽がもう見えなくなってしまい体力も限界に近づいてきていたこともあり、途中の「道の駅熊野きのくに」で、テントを張らせてもらうことにした。そこに、ちょうどいいあずま屋があり、テントを張るにはもってこいの場所だった。近くにトイレもあるし、食べ物だってすぐ近くにある。でも一つだけ難点がある。それは、山の中ということもあって、雪がぱらつき始めたことだ。かじかんだ手で、必死こいてテントを設営。そして、完全に眠くなるまでお店の中ですごしたりした。そして、小雪の降る中、寝袋の中で凍えていた。でも、こういう経験があるからこそ、自分はこんな状況でも生きていけるのだという自信がもてるのだと思う。確かに、寒い。でもそんなことを行っていては、旅はつとまらないし、そんな中途半端な気持ちでは、絶対に成功しない。寒いのは当たり前、二月だから。ようは、その状況に陥ったときに、どんなことができるかということ。自分が何をすべきか、何ができるのかということを常に頭に入れておかなけらばならない。それによって、いかなる逆行も楽しみの一つにできる。だから、寒いからといって、嘆いていてもしょうがない。それを楽しむんだ。人間死ぬときゃ死ぬ。生きるときゃ生きるんだ。いつ死んでもいいように、今を精一杯生きる。そして、笑って死ねる人生を望む。

走行距離:95.83km 走行時間:5時間40分
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